子育て

在宅勤務は大変?三児の父として子育て参加しながら5年目を迎えてわかったこと。

タイトルにもあるのですが、コロナによる新しい働き方が注目される以前の2017年から、私は当時で年長児(6歳)の娘と0歳児の二児の父として家庭を持ちながら、在宅勤務をスタートさせました。
今回はなぜ在宅勤務を中心として仕事をすることになったのか、その経緯と実際に在宅勤務を続けてみてどうだったかを簡単にまとめてみました。

長女が生まれたときに感じた、父としての仕事と子育てのバランス感。

2012年に長女が生まれたとき、当たり前ですが私は入社したばかりの頃で、あまり子どもに関わる時間をとることができず、淡々と仕事をしていました。
今になって思うと、そのときも家庭崩壊をするほど子育てに参加していなかったわけではないのですが、自分の仕事の作業量やペースを考えると、もう少し家庭にバランスをとってもよいのではないかということをうっすらと感じていました。
クライアントとのミーティングもありましたが、常に外回りをするわけでもなかったので、もしかするともう少し少し子育てに参加しながら仕事をすることもできるのではないか?ということを思いました。ただまだそのときは、行動に移すことはしないまま長女が年長になるまで時間が過ぎていきました。

二女が生まれ、これからの働き方に向けて行動をとる。

そして2017年、長女が6歳になる頃に二女が生まれるのですが、そのときに「これからどのように家庭の時間と向き合っていこうか?」ということを本気で考えるようになりました。
そこで会社の代表に相談してみたところ『在宅勤務をしてみたら?』というお話をいただき、それもいいなと思ってリモートワークを導入してみたことがきっかけでした。

前もってお話しておきますが、おそらく仕事内容によっては在宅勤務がかなり難しいケースも多いかと思います。私の場合はたまたま会社にいなくてもパソコン1台あれば仕事ができる環境にありましたので、在宅勤務ができるのだと自負しています。(後ほど述べたいと思いますが、クライアントとのミーティングなどはあるので、当初はミーティングは直接クライアントの会社に参加していました。後ほどコロナが流行するので、徐々にミーティング自体もリモートに変更していきます。)

さて、実際に在宅勤務をしてみて特によかったと思うことは大きく2点あります。

移動時間を省き、その時間でより多くの仕事をこなす。

さて、実際に在宅勤務をしてみて特によかったと思うことは大きく二つあります。
一つ目は、会社に移動する時間を徹底的に省いて仕事に集中できるということです。移動時間というのは、思っている以上に時間を占めます。
さらにこれは後々わかったことですが、クライアントのミーティングへの参加も同じです。クライアントとのミーティングで、クライアントの会社に移動をする時間というのもまた、思っている以上に時間と交通費がかかります。あとでくわしく述べたいと思いますが、自分が定期的に行なっているミーティングの9割は、直接あわせなくても、会話をしなくても、そのほとんどがチャットやメールで済む話です。
時折、フェイスtoフェイスや直接会うことの重要性を問われますが、それはおそらくミーティングの内容やリモートワークによる距離感で生まれたものではなく、お互いの人としての問題でしょう。

子どもの成長の過程がよくわかる。

実際に在宅勤務をしてみて特によかったと思う二つ目がより重要なことかと思うのですが、子どもたちの成長がよくわかるということです。それは単純に背が伸びたとか、考え方が大人になったなという話ではありません。
私にとって子どもの成長というのは、子どもたちが普段どのようなものを好み、それに対してどのくらい時間を費やして日々向き合っているのかだと思っています。
そのような意味で、私は長女のときよりも二女の行動や考えていることがよくわかります(笑)
その分もあって逆に今は長女と会話をすることの方が多くなっているので、うまくバランスはとれているつもりです。
正直なところ、子育てに正解はないのでこれらが正しいかはわかりません。ただ、いかに自然に溶け込んだ関係性でいられるかという意味でいえば、私はこのような子どもとの向き合い方はよいと思っています。たまに子どもを喜ばせようと一生懸命になっている親もいますが、私にはそれができません。いかに子どもと自然体にいられるかが重要であると考えています。

0~3歳くらいのうちは思い通りにいかないことも多い。

そうです、在宅勤務もよいことばかりではありません。特に子どもが幼稚園に入園する前までの0~3歳くらいまでは、大変なことの方がたくさんあります。
例えばよくあることですが、仕事中に目の前で遊んでほしいとせがまれたり、眠くて大泣きしてしまったり、仕事が終わらないけど子どものお風呂とごはんの時間になってしまったり。
これらはすべて妻がやればいいんではないかという声もあるかもしれませんが、在宅勤務を選んだ以上はそれができないというが現実です。お互いに合間をみて対応しなくてはいけないのです。

4~9歳くらいになると案外うまくいく。

常に身近にいれる以上、子どものことをよくわかっているつもりですが、みているとついつい手足口を出したくなってしまうときがたくさんあります。それらをできるだけ最低限にする加減が、一緒にいる時間が長くなれば長くなるほど難しいです。そして、いったん見守る姿勢をつくろうとすると、今度はやや放置気味になったりする可能性も出てきます。そのような流れからすると、10~12歳くらいになると、いきなり楽になります。

同じ家の中にいても、子育てに参加できないときが多々ある。

リモートワークにおいて最大のデメリットは、同じ家の中にいても、子育てに参加できないときが多々あるということかと思っています。これは妻の立場になってみるとわかりやすいのかもしれませんが、例えば旦那が最初からいないものだと思っていれば、その程で立ち回ろうとするので予測できることもあると思います。
しかしながら、旦那に頼もうと思っていたタイミングで急な仕事が連続で入ってしまうと、もはや家にいても意味がないレベルにまでなってきます。そのような雰囲気になると、妻はもちろん、自分もいい気分ではないので仕事のパフォーマンスにも多少なりとも影響がでてきます。

情報が入りづらくなるので、定期的に会社に行く。

在宅ワークに偏りすぎると、上司や社員などからの仕事に関する雑談も減ってくるので、一見無駄だと思える雑談の中にある仕事のヒントや情報にやや鈍感になっていく習性もありました。そのため、自分は対策として少なくとも週に1回は会社に向かい、なんでもない雑談をするように心がけています。

今回は在宅勤務を続けて6年目までの流れを簡潔にまとめてみました。次回は在宅勤務の大変な部分について、もう少し具体的に紹介してみたいと思います。

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