子どもとの時間や家庭の時間を仕事以上に大事にしたいと思ったことを理由に、長女が生まれたときから在宅勤務という働き方を取り入れました。今回はそれから5年目を迎えて、さらに下の子も一人生まれたのをきかけに、在宅勤務をしながら大変だと思ったことを振り返ってみたいと思います。
この記事で書いていること
在宅勤務をして一番問題となったことは、毎日の仕事時間と子育ての時間がはっきり定まらないことではないかと思います。
実際に在宅勤務をしようと決めたときは、子どもの面倒をみながら仕事をできると思っていました。しかしながら実際には、順調にいいペースで両立できるときもありますが、大半は仕事に没頭しすぎて、子育てが疎かになるということです。
よっぽど仕事の内容が定まっていれば時間配分もうまく調整できるのでしょうが、私の仕事の場合はクライアントの急な要望があったり、ちょっとしたトラブルというのが数日に1回は必ずやってくるので、その度に集中モードになってしまうと、子どもが視野に入ってこなくなってしまいます。
当初は子どもと同じ空間に入れるから在宅勤務っていいなと思っていましたが、実際には子どもと同じ空間にいるのに面倒をみることができないことが多々あるということがわかりました。そしてその途端、子育てとのバランスがおかしなことになっていきます。
上記と似たような話になってしまうのですが、子どもの様子を毎度みていられるように同じ空間にはいるものの、仕事が増えてくると子どもの面倒をみてあげることができなくなります。
特に子どもはタイミングなどなく「一緒に遊ぼう」とか、「本を読んでほしい」など、要求をしてくるわけです。余裕があるときはその場で対応することも可能ですが、仕事が増えてくればほとんど対応することができなくなるのです。
同じ空間にいるのに一緒に遊んでくれない人であれば、もはや子どもにとってはこの空間にいる必要はないですよね。このような具合であれば、最初から同じ空間にいない方がよいのかもしれません(笑)
そのため、私の場合は以下にも簡単に述べさせていただきますが、時間割を徹底するようにしています。
わかりやすい例でいうと、例えば0~1歳の子のお風呂のタイミングです。うちでは妻が夜ご飯をつくるタイミングで私が子どもをお風呂に入れるようにしています。
そのようなルールのもとで、例えばその日の夕方までに納品のある仕事がある場合は早めに終わるように予定はしています。しかしながら、どんなに余裕を持ってすすめていても至急で別な仕事が入ったり、何らかのトラブルでお風呂の時間までに仕事がおさまらない場合があります。
そこで早めに妻に、子どもとお風呂に入れないということを伝えてあげられればいいのですが、私の場合入浴時間の直前まで仕事追い詰めてしまい、結局間に合わず時間を大幅にオーバーしてしまうということを何度となく繰り返しています。
自宅で仕事をできるメリットは終わり直前まで仕事ができることですが、逆に直前まで働けるということはちょっとした至急の仕事やトラブルによって約束の時間を大幅に過ぎてしまうということも多いです。
空き時間だからよかれと思って仕事をすると、思わぬところでハマってしまう可能性が大いにあるので、余裕のある時間割を組むことがいかに重要かがわかると思います。
理想としては、仕事と子育ての割合を3:1くらいの時間配分で交互に取り入れつつ、それぞれの切り替え間に何もしない時間を5分以上入れておくとよいかと思います。
例
①仕事:1時間30分
↓
②休憩:5分
↓
③子育て:30分
↓
④休憩:5分
↓
①に戻って繰り返す
この前後の5分が重要で、この5分の領域ではできる限り仕事を入れないというのが自分にとっては肝です。仕事と子育ての時間割がぴったりしていると、必ずどちらかの時間が食い込んでくるので注意です。
これは時折あることですが、0~1歳の昼寝のタイミングというのは大まかにはわかっても、分単位までは予想がつきません。目の前の仕事が余裕があるときに、子どもを寝かしつけようと試みていると、そのようなタイミングで仕事の電話がかかってくることもあります。
あとでかけ直せるような電話であればよいのですが、よりによって至急であったりトラブルである可能性もあるので、そこで子どももなかなか寝てくれないときはより大変です。
結果としては在宅勤務は大変な面も多いのですが、家族といる時間は多くなります。これも良し悪しはあるかと思いますが、私の場合は妻や子どもたちと関わる時間が多いので、いいことも悪いことも共有できていて今のところはやりやすいです。
また、仕事面だけでいえば作業効率はかなりあがっているのではないかと思います。これは単純に移動時間やクライアント先へのリモートワークを実施している影響もあるかと思います。
前途で電話に出れないタイミングがあることも述べましたが、その分もチャットやメールのレスポンスをより早くするというスタイルを取り入れれば、十分対応できる領域かと思います。
三児の父で会社員ですが、コロナで新しい働き方が注目される以前の2017年より、子育てに参加しながら地方で在宅勤務を続けて5年目を迎えました。在宅勤務までの流れや、仕事と子育てを両立しながら続けてよかったと思うことを紹介します。
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